あなたにとって「1.17」とはどんな日でしょうか。
1995年1月17日。誰かの誕生日や、何かの記念日でもあったであろう「ただの一日」は、突如として発生した阪神・淡路大震災の当事者にとって、複雑な意味を持つようになりました。大切な人を悼む日、忌まわしい日、また人生の転機を迎えた日。多くの人にとって忘れられない日となった一方で、直接関わることがなかった方にとっては、今年もほかの日と変わらない日常が過ぎてゆくのかもしれません。
災害がもたらす多くの障壁には、立場と状況の違いから生まれる意識の壁も含まれるのではないでしょうか。大切なものを失った人、自分のできる限りを尽くした人、優しさに気づいた人、遠くから励ました人、何もできなかった人。同じ災害を見つめながら、その受け止め方は千差万別です。ましてや、20年を経て震災経験者が6割になった神戸で震災を想うとき、遠慮や配慮に混じって、諦めや疎外感といった壁をこころの内側に感じることはないでしょうか。災害に限らず、様々な体験を通して形作られる個人の考え方。こころの内外に自分のものさしで枠を作ったり、扉を開いたりしながら形成するのかもしれません。
TEDxKobeSalon vol.2は、20年目の「1.17」の節目となる日に、誰しも持つであろう「壁」に向き合う機会とします。そして、この壁に向き合う行為を通して、多様なアイデアを深め、広げます。
Kobe Portopia Hotel, Party Room "Keynotes"
10-1,6 Chome, Minatojima Nakamachi, Chuo-ku
Kobe, Hyôgo, 650-0046
Japan
10-1,6 Chome, Minatojima Nakamachi, Chuo-ku
Kobe, Hyôgo, 650-0046
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